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テキストに関する要素

XHTML(HTML)要素を一つひとつ紹介していきます。

<h1>~<h6> (Hedding Level n:見出し)

意味 見出しを定義し、見出しレベルが1から6段階あります。
最大見出しはh1で、数字が小さいほど見出しレベルが下がります。
分類 ブロックレベル要素
包括可能要素 インライン要素
スタイル 見出しには初期で太字とフォントサイズが決められています。
IE6.0におけるスタイルは以下のようになります。
hx初期スタイル
一般属性 id、class、style、title
使用上の注意 hx要素は見出しのテキストであって、文字を大きくして太字にするための要素ではありません。
h1は必ず1ページに1つのみ記述します。(複数記述しない)
見出しの順番を必ず守って記述します。例えば、h1の次にh3以降の見出しにしないようにしてください。
見出しの文字サイズはスタイルシートで調整します。
本文中の見出し要素はbody要素を除くいかなる親要素を持つことはできません。

■ サンプルコードと結果

HTML

    	<body>
        	<h1>レベル1の見出し</h1>
            <h2>レベル2の見出し</h2>
            <h3>レベル3の見出し</h3>
    	</body>
    
hx結果

<p> (Paragraph:段落)

意味 段落を定義します。ブロックレベル要素を含むことはできません。
分類 ブロックレベル要素
包括可能要素 インライン要素
スタイル 一般的なスタイルは「margin:19px 0;」となります。
一般属性 id、class、style、title
使用上の注意 p要素はブロックレベル要素なので前後に改行が入ります。brの代わりとして使用しません。
p要素内にブロックレベル要素を入れることはできないので、段落中にリストやテーブルを入れたいときは段落を分けて記述します。

■ サンプルコードと結果

HTML

    	<body>
        	<p>p要素は段落を定義します。</p>
            <p>p要素の前後には1つの空白行が入ります。つまり、改行が挿入されます。</p>
    	</body>
    
p結果

<address> (Address:著名)

意味 文書の住所やメールアドレスなど著作者情報を定義します。
分類 ブロックレベル要素
包括可能要素 インライン要素(img、object、map要素は不可)
スタイル 斜体フォント「font-style:italic」となります。
一般属性 id、class、style、title
使用上の注意 著作情報はhead要素内に記述するものであるが、主要ブラウザの対応状況を考慮して、本文中に含めるために記述するほうがベストだと考えられます。
改行する場合は、<br />を用います。
body要素の直下にaddress要素を記述することはあまり勧められないので、div要素に含めて書きます。

■ サンプルコードと結果

HTML

    	<body>
        	<address>株式会社K-fix<br />
            	宮崎市川原町XX-X
            </address>
    	</body>
    
address結果

<div> (Division:分割)

意味 汎用的なブロックレベル要素で、表現しきれない構造を取りたいときに使用します。要素としては特に意味を持たなく、複数の要素を1つのグループにまとめたい場合に利用するケースが多いです。一般的にid属性やclass属性で意味を補助的に付加して記述します。
分類 ブロックレベル要素
包括可能要素 インライン要素、ブロックレベル要素
スタイル 表示形式がブロックレベル要素「display:block」となります。
一般属性 id、class、style、title
使用上の注意 div要素は特に意味を持たない要素です。
他の要素で表現しきれない時に使用します。
通常、class属性で名前を付加して、スタイルシートで詳細なデザイン・レイアウトを指定します。

■ サンプルコードと結果

CSS

    	<style type="text/css">
        	.sect1 {border:1px solid red;}
            .sect2 {border:2px solid blue;margin-top:10px;}
    	</style>
    

HTML

    	<div class="sect1">
        	<p>div要素は複数の要素を1つにまとめるようなグループ化が実現できる。</p>
            <p>div要素は特に意味を持ちません。</p>
    	</div>
        <div class="sect2">
        	<p>div要素はブロックレベル要素なので、前後に改行が挿入されます。</p>
            <p>div要素にはclass属性で名前を付けて、スタイルシートでデザインを付ける</p>
    	</div>
    
div結果

<span> (span:期間)

意味 汎用的なインライン要素で、div要素と同様にこれ自身には何も意味と持たない。この要素で囲まれた部分にスタイルシートを適用する時に使用します。
分類 インライン要素
包括可能要素 インライン要素
スタイル 表示形式がインライン要素「display:inline」となります。
一般属性 id、class、style、title
使用上の注意 span要素は特に意味を持たない要素です。
ある文章内の特定の部分(文字など)だけにデザインを付けたいときに、span要素で囲みます。
span要素にもclass属性で名前を付けて、スタイルシートでデザインを指定します。

■ サンプルコードと結果

CSS

    	<style type="text/css">
        	.aka {color:red;font-weight:bold;}
    	</style>
    

HTML

    	<body>
        	<p>span要素は、<span class="aka">インライン要素</span>である。</p>
    	</body>
    
span結果

<br> (Break:強制改行)

意味 文章を強制的に改行させます。
分類 インライン要素
包括可能要素 なし
スタイル 半角スペース・タブ・改行の表示の仕方を指定するwhite-space属性が「white-space:normal」となります。
一般属性 id、class、style、title
使用上の注意 文章が長くなればブラウザが適宜改行してくれるので、p要素を適切に用いていれば、br要素を使う機会は少ないです。
文章を整形するためにbr要素を使うことは好ましくありません。
br要素を連続して使うのは良くありません。スタイルシートのmarginプロパティで調整するようにします。
回り込みをさせる時にもbr要素のclear属性を使わず、スタイルシートのfloatプロパティ、clearプロパティを使うようにします。

■ サンプルコードと結果

HTML

    	<body>
        	<p>br要素は、強制的に文章を<br />改行します。</p>
    	</body>
    
br結果

<hr> (Horizontal Rule:横罫線)

意味 水平線を表示します。文書内の区切りとして使用します。
分類 ブロックレベル要素
包括可能要素 なし
スタイル 下に間隔をあけるマージン「margin:19px 0;」となります。
一般属性 id、class、style、title
使用上の注意 レイアウトのために使うのではなく、章や段落の区切りとして使用します。
意義を明確にするためにtitle属性を使うことを強く勧められています。
記述しても区切り線を表示したくない場合は、スタイルシートで「display:none」とすることで非表示にすることができ、文書の区切りを明確にすることができます。
表示方法は、スタイルシートで記述します。

■ サンプルコードと結果

CSS

    	<style type="text/css">
        	hr {width:80%;color:blue;text-align:left;margin-left:0;}
    	</style>
    

HTML

    	<body>
        	<p>この文章はセクション1です。</p>
            <hr />
            <p>この文章はセクション2です。</p>
    	</body>
    
hr結果

<pre> (Preformatted Text:整形済みテキスト)

意味 ソースの改行や空白をそのまま表示させたいときに使用します。プログラムコードや詩などを記述する時に便利です。
分類 ブロックレベル要素
包括可能要素 インライン要素(img、object、applet、sub、sup要素を除く)
スタイル 半角スペース・タブ・改行の表示の仕方を指定するwhite-space属性が「white-space:pre」となります。
一般属性 id、class、style、title
使用上の注意 pre要素は必要な箇所だけに使用すべきです。
1行辺りの文字数を考えないと、文字サイズを大きくしたときに横スクロールさせることになります。
img、subなど、行の幅に影響する可能性のあるタグはpre要素内で一切使えません。

■ サンプルコードと結果

HTML

    	<body>
        	<pre>
        		if (window.confirm("よろしいですか?")) {
            		document.M1.submit();
            	}
            </pre>
    	</body>
    
pre結果

<blockquote> (BlockQuote:引用文)

意味 他の文書から引用したことを定義します。インデントが初期で付加されていますが、インデントのための要素ではありません。
分類 ブロックレベル要素
包括可能要素 ブロックレベル要素
スタイル 上下左右に外余白が設定された「margin:19px 40px」となります。
一般属性 id、class、style、title
使用上の注意 初期スタイルで、インデントが設定されていますが、インデントのための要素ではありません。
インデントはスタイルシートのmargin、paddingプロパティで行います。
blockquote要素には、直接インライン要素を子要素に持つことができないので、この要素の直下にテキストを書くことができません。
必ずp要素などのブロックレベル要素でさらに括る必要があります。
引用として用いた場合は、できるだけcite属性に引用元を記述しておきます。

■ サンプルコードと結果

HTML

    	<body>
        	<p>HTMLとは</p>
            <blockquote title="HTMLとは" cite="http:⁄⁄e-words.jp⁄w⁄HTML.html">
            	<p>Webページを記述するためのマークアップ言語です。</p>
            </blockquote>
            <p>
            	<cite><a href="http:⁄⁄e-words.jp⁄w⁄HTML.html" />
                IT用語辞典
                </cite>より。
            </p>
    	</body>
    
blockquote結果

【テキストに関する要素】