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ネットワーク

第1幕

まず、ネットワークというものはどのようなことを言うのかを説明しましょう。ボーノ先生とナーニちゃんの会話を聞いてみてください。

「先生・・この前はありがとう!」


「はい。簡単なトラブルでよかったね。」


「ところで先生、この際、私、コンピュータの通信について勉強したいと思いました。」


「なぜだい?」


「あんな単純なミスをしたのに、先生に聞いてしまって・・恥ずかしかったです。だから、インターネットが見られなくなったり、メールができなかったりする原因を自分で理解していれば、誰にも迷惑かけませんよね。」

「そうだね。でも、覚えるにはそれなりの努力が必要だよ。大丈夫かな?。」


「たぶん・・・大丈夫かな・・・。(汗)」


「大丈夫だよ。やりたい、覚えたいという気持ちがあれば。その気持ちが大事だからね。」


「だね。そうなんです。やります。教えて~~!」


「了解!では、何か質問あるかな?」


「急に質問と言われても・・・
そうだ。コンピュータはどのコンピュータでもネットワーク通信が使えるのですか。」

「ネットワークを使えるようにするには、いくつか必要なものがあるね。でも、その前にコンピュータの使用環境を説明するね。」

「はい。メモを取りますので、しばらくお待ちを。」


(1分後)

「では、先生、ご説明を!」


「うーん、ちょっとやりづらい会話だけど・・。
コンピュータが孤立した状態をスタンドアローンと呼ぶんだ。スタンドアローンの特徴は、まったく他のコンピュータとは会話ができない状態で、そのコンピュータから他のコンピュータへデータを渡すには、一旦フロッピーディスクやCDなどに保存する必要があるから、面倒だよね。」

「そうですね。フロッピーディスクだったら、大きなデータは収まらないし、遠くのコンピュータに渡すのであれば時間がかかってしまいますね。」

「うん。分かっているね。ナーニちゃん。」


「それぐらい、分かりますよ。」


「スタンドアローン状態のコンピュータを他のコンピュータと線や無線でつなぐとネットワークになるよ。」


「ということは、スタンドアローンではなくなるんですね。」


「そうだね。つまり、コンピュータの使用環境はスタンドアローン環境とネットワーク環境のどちらかになるんだ。」


「なるほど。分かりました!」


どうでしたか?今回の会話は、ネットワークの使用環境についてでした。スタンドアローン環境は、まだコンピュータが普及する前の話で、会社でもデータをいろんな媒体(フロッピー、CD、DVD、MOなど)で受け渡ししていました。保存作業や受け渡し時間などに手間がかかり、とても苦労していたようです。
しかし、ネットワーク環境を整えるだけで、それまでの作業が一変しました。データの受け渡しもスムーズで、遠方のコンピュータへも一瞬にしてデータを送ることができます。現在、ほとんどのコンピュータはネットワーク環境で使用されています。逆に、ネットワーク環境を使わなければコンピュータの使い道は半減以下のものになります。このWebページを見ている皆さんは、ネットワーク環境のコンピュータを使用されています。何故なら、このWebページのあるコンピュータとみなさんのコンピュータがつながっているから、このWebページを見られているんですよね。

【第1幕:コンピュータの使用環境】